新型コロナウイルスの感染拡大がIFRS適用企業の財務報告に及ぼす影響

KPMGは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)がIFRS適用企業に及ぼす影響について、論点別の解説記事をまとめた英語サイトを開設しました。あずさ監査法人は、KPMGが公表した記事の日本語翻訳資料及びCOVID-19対応に関連する日本語解説資料を随時公表しています。

KPMGは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)がIFRS適用企業に及ぼす影響について、論点別の解説記事をまとめた英語サイトを開設しました。

ハイライト

はじめに

KPMGは、このたびポータルサイトCOVID-19 Financial reporting resource centre - KPMG Globalを開設しました。このポータルサイトは、KPMGが執筆した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関連する論点別の英文解説記事をまとめており、随時更新されます。COVID-19が、IFRS適用企業の会計および開示に及ぼす重要な影響、ならびにIFRS適用企業の経営者の皆様が現時点で行い得る対応策について、読者の皆様のご理解の一助となることを目指しております。感染拡大がIFRS適用企業の財務報告、とりわけ2020年度末のIFRSに基づく財務報告に与える影響に焦点を合わせています。
WHO(世界保健機関)は、COVID-19の流行を「パンデミック」と宣言しました。各国政府は、このウイルスの感染拡大を抑制し遅滞させるために、厳しい措置を実施しています。当該措置により、先進諸国では、資産価格と為替レートの変動が激しくなり、長期金利が著しく低下して、事業運営に多大な混乱が生じ、経済の不確実性が大幅に増加しています。さらに原油価格は、OPECとロシアが2020年3月の会議で減産に合意できなかった後に、大幅に下落しています。
こうした事象及び状況は、企業が直面したことのない水準の不確実性とリスクを生み出しており、企業の財務報告にも重要な影響をもたらす可能性があります。このサイトでは、2020年度末の財務報告に影響を及ぼす可能性のある問題点に焦点を合わせています。

以下は、会計処理上の論点に関する追加情報の開示の例示とサイトで扱っている論点の一部です。IFRS適用企業の会計及び開示に対する重要な潜在的影響と、経営者が現時点で実施し得る対応策のご理解に役立つものです。このサイトは、継続的に更新予定です。

資産の計上額の妥当性

事象・状況と事業継続能力

負債の認識の網羅性確保と、適正な表示

従業員給付に及ぼす影響

収益サイクルの会計処理に及ぼす影響

リース契約の変更

  • 賃貸料の値引きをどのように会計処理するべきか
  • リース契約の更新、解約または購入オプションに関する予想は変更されたか
  • リース関連資産は減損しているか

上記3つの英文記事の要点の日本語解説記事「オンバランスされたリースをコロナ・ショックが襲う」(2020.4.16公開)

期中財務諸表に及ぼす影響

KPMG InternationalのIFRGメンバーファームは、「Covid-19 | Financial reporting 」を公表しました。

このページに関連する会計トピック

会計トピック別に、解説記事やニュースなどの情報を紹介します。

このページに関連する会計基準

会計基準別に、解説記事やニュースなどの情報を紹介します。

お問合せ