昨今の急激な経営環境の変化、新たなテクノロジーの活用によるイノベーション、そして労働市場の変化など、企業は常に変化する事業環境に柔軟に対応することが求められています。このような環境下で、自社の事業を再生・再成長させていくためには、ビジネスモデルの変革・進化とともに、それらに適したグループ経営のあり方や組織・機能の再構築を図り、適切に統制・管理していくことが重要です。

KPMGは、経営統合・持株会社化といったグループ内組織再編による構造改革レベルから、グループ内での個社の役割・機能・ガバナンス体系の見直し、個社の組織改編までの、多種多様な組織変革を支援します。

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継続的なグループ構造の再構築・組織変革の必要性

多くの企業では、自社の置かれた事業環境に応じて様々な事業戦略・ビジネスモデルを指向し、M&A等も活用しながら自社のグループ構造や組織を形成させてきました。一方で、それらのグループ構造や組織は「一度作ったら終わり」ではなく、環境変化に応じて柔軟に再構築し、事業の目的を達成するために最適なグループ構造や組織、オペレーションの在り方を確立することが必要です。しかしながら、再生局面にある企業や次世代への承継を検討する企業において、過去の経緯や組織内のしがらみから、これらのメンテンナンスが適切に行われず、以下のような構造的な歪みが見受けられるケースも少なくありません。

- 複数の子会社で同一事業を運営しており、経営資源が最適化されていない

- 親会社・子会社間の役割分担が曖昧で、双方の業務が重複し、非効率を生んでいる

- M&Aによりグループ傘下入りした時期によって、親会社の子会社に対するガバナンス体系が異なっている

このような状態では、事業の再生・再成長や事業承継に向けたスムーズな体制構築に困難が生じるほか、経営資源の再配分が適切に行われず、事業環境へのスピーディな対応を阻む可能性もあります。

 

グループ構造の再構築・組織変革における検討論点

事業の再生・再成長に向けて、自社の事業戦略・ビジネスモデルの実現に適したグループ構造・組織の再構築を行うためには、取組テーマに応じて、以下のような論点に基づいた検討が必要です。

取り組みテーマと主な論点

取組テーマと主な論点

いずれの取組テーマについても、構想~設計~実行準備~実行、という流れで進めることが一般的です。

検討ステップ

検討ステップ

 

KPMGの支援実績

KPMGのリストラクチャリングサービスにおいては、クライアントや対象会社のシチュエーションに応じて、会計の専門家に加え、各インダストリーの企業に対する組織再編及び組織・業務改革の知見をもった専門家を適切にチーミングし、再生計画の実行局面、再成長の構想策定、投資後のバリューアップ等のシチュエーションにおいて、組織再編、組織・機能・業務プロセスの見直し、それらによる業務・人員体制の最適化を短期間で支援します。

シチュエーション別支援実績例

シチュエーション 実施例

組織改革を梃にした事業再生・中期経営計画達成の加速化

  • 事業再生計画や中期経営計画策定ののち、その目標達成に向けて、戦略に則した組織・機能・ガバナンス設計や、コスト削減のための業務効率化をご支援したケース
    • 食品会社に対する、事業再生計画策定とその後の戦略実行の一環での組織再編支援
    • 運送会社に対する、中期経営計画策定とその後の戦略実行の一環での持株会社体制への移行支援

組織改革を軸とした再成長の構想策定

  • 権限設計を始めとしたガバナンスと経営戦略との整合性が取れておらず、事業運営スピードを損ねている、間接部門が重みとなり収益を圧迫している、というような、組織・機能・ガバナンスの歪みの解消を軸とした再成長のための構想策定をご支援したケース
    • ホテル運営会社に対する、間接部門のコスト削減を企図した組織再編の構想策定支援
    • 調剤薬局チェーンに対する、機能・組織・ガバナンスの見直し、業務効率化支援

投資後のバリューアップ

  • 事業会社や投資ファンドによる投資後に、投資先企業の事業運営効率化のために、組織再編、ガバナンス設計、業務効率化をご支援したケース
    • 介護事業グループに対する、持株会社・事業会社のコーポレート機能の最適配置によるコスト削減支援
    • 電子機器製造業に対する、経理・調達・生産管理部門の業務棚卸、業務課題・効率化、KPI設計支援

著書・執筆物

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