ESG(環境・社会・ガバナンス)に関する課題への対応は、投資家のみならず社会全体が企業に期待する事項となっています。激しい事業環境変化の中で、「よりよき企業市民」としての振る舞いを期待されるだけでなく、サステナブルな社会のための課題解決に対し事業を通じて貢献することが求められています。

KPMGは、ESGの観点から事業リスクを評価するための枠組み作りを支援します。

自社・業界に関連するESG課題の理解

環境課題や社会課題は、事業内容や事業環境によって大きく異なり、それに対するコーポレートガバナンスの在り方も各社各様です。自社の事業内容や業界の事業環境に関連性のあるESG課題を把握することが重要です。

まずは、自社・業界に求められるESG活動について棚卸しを行い、理解を深めます。その際に、SASB(米国サステナビリティ会計基準審議会)が発行しているエンゲージメントガイドなどを参考に、投資家の目線も考慮しつつ、E(Environment:環境)S(Social:社会)G(Governance:ガバナンス)、それぞれの課題を理解することが有用です。

ESG関連リスクの棚卸・評価

従来のリスクマネジメント活動の中で、リスク認識・評価から漏れていたESG関連のリスクを抽出・評価します。ESGの観点では、特に将来の時間軸、幅広いステークホルダーの期待、インパクトの測定の難しさを考慮してリスクの棚卸・評価を行う必要があります。

(1)従来のリスク評価結果に対するESG観点での見直し
自社のリスクカタログや事業リスク棚卸結果と、自社・業界に関連するESG課題とを比較し、リスク棚卸結果を拡充。

(2)ステークホルダーの影響等を加味したリスク評価基準により、ESG関連のリスクの重要性を評価

【一般的なリスク棚卸で欠けがちな観点と棚卸の考え方(例)】

ESG観点を踏まえたリスク評価_図表1

KPMGの特長

ESGとリスクのそれぞれの領域の専門家がコラボレーションする体制
ESGやサステナビリティに関する専門のコンサルティング会社であるKPMGあずさサステナビリティのメンバーと、KPMGコンサルティングのリスクマネジメントの専門家とのコラボレーションにより、最新のESG動向に基づく効果的なESGリスクの評価を実現します。

クライアント内の衆知を活用するためのファシリテーション
自社事業へのインパクト分析やリスクの識別には社内の知見を集めることが非常に重要となりますが、KPMGはそれら社内関係者の意見をとりまとめるためのファシリテーションの経験が豊富です。

グローバルでの情報収集・調査体制
KPMGは日本・インドにリサーチセンターを設置しており、世界中の公開情報からESGに関する社会動向の変化等の情報を効率的に収集することができます。

クライアントのインダストリーに寄り添う支援体制
KPMGには各インダストリーセクターの専門家が揃っており、クライアントが属するインダストリーセクターの状況に寄り添ったリスク検討のためのアドバイスが可能です。

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