IASB年次改善の提案事項-IFRS-ICニュース

IFRS解釈指針委員会ニュース -「IASB年次改善の提案事項」については、2023年5月のIASB会議において審議された内容を更新しています。

IFRS解釈指針委員会ニュース -「IASB年次改善の提案事項」については、2023年5月のIASB会議において審議された内容を更新しています。

委員会は、2023年3月の会議で、次回の年次改善サイクルにおいて考え得る修正について議論し、IASBに助言の提供を行いました。

委員会は、2022年3月に、リース契約の変更が、契約に基づいて借手から受け取るリース料を貸手が免除することのみである賃料減免における貸手によるIFRS第9号及びIFRS第16号の適用について議論し、現行のIFRS会計基準は貸手が会計処理を決定するための適切な基礎を提供していると結論付けましたが、こうした賃料減免についての借手の会計処理を扱うための狭い範囲の基準設定プロジェクト(場合によっては年次改善)を提案していました。その後、2023年3月の会議で、委員会は当該提案に関する助言を提供しました。

2023年5月のIASB会議では、委員会の助言に基づきIFRS第9号を明確化する修正の提案が以下のとおり行われました。

  • リース負債の認識を中止する際に、対応する調整を純損益に認識する必要があることを明確にするため、IFRS第9号の2.1項(b)(ii)を修正してIFRS第9号の3.3.3項への相互参照を追加する。

IASBは、上記の提案を将来に向けて適用することを企業に要求するとともに、次回の年次改善サイクルに含めることを暫定的に決定しました。

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