我々のビジネス活動は生物多様性に支えられた自然資本に依存し、ビジネスを行うことで自然資本に影響を及ぼしています。昨今、TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)フレームワークの公開や、企業を取り巻くステークホルダーからの関心の高まりなどを受け、「生物多様性」の保全および回復を目指すネイチャーポジティブという考え方は、企業が事業活動を継続的に実施するための重要課題となりつつあります。KPMGは事業活動上の重要なリスクファクターとなりつつある「生物多様性の喪失」に対し、豊富な実績を通じて培ったノウハウや、グローバルネットワークを活用し、対応方針の策定やリスクと機会の分析、戦略策定・目標の設定等、一連の対応を支援します。

生物多様性・自然資本に関する解説資料

生物多様性および自然資本の重要性、TNFDの概要と背景について、KPMGが公表したレポートをご紹介します。

生物多様性・自然資本に関するKPMGのインサイト
解説者:伊藤 杏奈/KPMGあずさサステナビリティ株式会社/シニア

※動画内の情報は2022年当時の内容です。

KPMGによる生物多様性・自然資本支援サービス

KPMGはタスクフォースメンバーとしてTNFDへの参画や「自然資本プロトコル」の日本語版監修等、グローバルスタンダードの検討や設定に積極的に関与しています。また、KPMGのグローバルネットワークと外部有識者とのネットワークを活かし、生物多様性に関連する企業活動を包括的に支援します。

自然資本に対する影響や依存度を計測、価値評価し、意思決定や戦略策定に資するための標準化された枠組み

支援サービスの全体像

生物多様性に関する課題対応支援-1

TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)に関する支援

TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)は、気候関連財務情報タスクフォース(TCFD)に倣い、ビジネスの自然への影響と依存、自然関連リスクと機会を評価・管理・報告するための枠組みを作り、財務情報としての開示を求めています。

KPMGはTNFDが提唱するLEAPアプローチに基づき、企業の自然関連の影響と依存の評価、リスクと機会の特定を行い、生物多様性に関する取組みを経営戦略へ反映する支援をしています。

TNFDに関するKPMGのレポートや解説は、こちらをご覧ください。

SBTs for Nature(自然に関する科学的な根拠に基づく目標)に関する支援

Science Based Targets Network(SBTN)は、人類が安全に生活を送るために超えてはいけない(超えると地球が破綻する)とされる環境負荷の限界「プラネタリー・バウンダリー」の範囲内に活動を留め、持続可能な社会を実現するための目標としてSBTs for Natureの設定を提唱しています。

KPMGはSBTs for Natureガイダンスに基づき、自然関連の目標設定を支援しています。また、TNFDに関する支援のなかで、SBTs for Natureのアプローチを活用した優先地域の特定や指標・目標の設定なども行っています。

STBs for Natureに関するKPMGのレポートや解説は、こちらをご覧ください。

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