KPMGコンサルティング、「サステナブル・サプライチェーン診断サービス」の提供を開始

企業のサプライチェーンおよび各サードパーティにおけるESG関連課題への対応状況を診断するサービスの提供を開始しました。

企業のサプライチェーンおよび各サードパーティにおけるESG関連課題への対応状況を診断するサービスの提供を開始しました。

KPMGコンサルティング株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 兼 CEO:宮原 正弘、以下、KPMGコンサルティング)は、企業が多様化・複雑化するサステナビリティ課題への対応が求められるなか、サプライチェーン全体のあり方をESG(環境・社会・ガバナンス)の観点から評価し、サステナブル・サプライチェーン構築に向けた課題・リスクの明確化から対策の実行までを支援する「サステナブル・サプライチェーン診断サービス」の提供を開始しました。

近年、環境問題や人権問題への対応など、企業はあらゆるシーンにおいてサステナビリティ課題への対応が求められています。そのなかでも、サプライチェーンにおけるESGの対応は、投資家、顧客、規制当局など、さまざまなステークホルダーの視点からも、戦略的に取り組むべき優先事項となりつつあります。

サステナブル・サプライチェーンとは、製品やサービスのライフサイクルにおける、環境的(E)・社会的(S)・経済的影響が管理され、良好なガバナンス(G)が実行されている状況を指します。こうした責任あるサプライチェーンを構築することは、将来の財務面・レピュテーションの安全性を確保するために重要な一方、その利害関係者は幅広く、考慮する要素やその程度もさまざまです。

このような背景をもとに、KPMGコンサルティングは、企業のサプライチェーンおよび各サードパーティ(サプライヤー・物流会社・生産委託先など)に対し、国際的なガイダンス・機関投資家からの要求事項・法規制に照らした評価を行えるサービスを開始しました。

サステナブル・サプライチェーン診断サービスの特徴

(1)サービスアプローチ

本サービスでは、インタビュー・アンケート結果・外部情報などをもとに、数多存在するESG関連課題への対応状況を診断します。ESG関連課題ごとにベンチマークとのギャップなどを分析し、真に持続可能なサプライチェーンに向けた施策やプロセスの定義・優先順位の決定を支援します。

(2)経済安全保障の観点も含めた評価プログラム

ISOやESG評価機関、各種開示基準、法規制などを考慮した、KPMGがグローバルで蓄積したナレッジを生かした独自のプログラムで評価します。人権・環境・労働、サーキュラーエコノミーといった代表的なESG関連課題に加え、経済安全保障、地政学リスクの観点も網羅します。

【サプライチェーンを取り巻くESG関連課題・リスク】

サステナブル・サプライチェーン診断サービス_図表3

(3)サードパーティに対する自社の対応状況の診断

製品開発~販売に至るサードパーティの整理と、サードパーティに自社としてのどのような管理・要請を行っているかを診断し、サードパーティエンゲージメントに繋げる活動の改善方向性を提言します。

【サステナブル・サプライチェーン診断結果のイメージ】

サステナブル・サプライチェーン診断サービス_図表5

KPMGコンサルティングについて

KPMGコンサルティングは、KPMGインターナショナルのメンバーファームとして、ビジネストランスフォーメーション(事業変革)、テクノロジートランスフォーメーション、リスク&コンプライアンスの3分野から企業を支援するコンサルティングファームです。戦略策定、組織・人事マネジメント、デジタルトランスフォーメーション、ガバナンス、リスクマネジメントなどの専門知識と豊富な経験を持つコンサルタントが在籍し、金融、保険、製造、自動車、製薬・ヘルスケア、エネルギー、情報通信・メディア、サービス、パブリックセクターなどのインダストリーに対し、幅広いコンサルティングサービスを提供しています。

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