Market Check!:セクター別EV/EBITDA倍率トレンド

ハード中心からソフト中心のセクターまで、6セクターをピックアップして、日米中の主要市場のマーケット・マルチプル定点観測データを提供します。

ハード中心からソフト中心のセクターまで、6セクターをピックアップして、日米中の主要市場のマーケット・マルチプル定点観測データを提供します。

M&A市場を計る マーケット・マルチプル動向

M&Aは企業の成長戦略を実現していく上で重要なツールであり、日本企業による国内M&A、クロスボーダーM&Aは共に増加を続けています。

自社の属するセクターのみならず、近年加速するクロスセクターのM&Aに関する参考情報としてもお役立てください。

セクター別 EV/EBITDA倍率推移チャート:日本

  

セクター別 EV/EBITDA倍率推移チャート:日本

Points!

2021/6末時点で表れてきていた企業価値倍率の低下の傾向が、2021/9末時点ではよりはっきりとしてきた。米国では対象全6業種で企業価値倍率が低下しており、日本では6業種中5業種、中国では6業種中4業種で倍率指標が低下している。

中国恒大集団の債務問題に加え、米国の債務上限問題や早期利上げ実現観測等、投資家のリスク許容度が狭まる中で各国の市場株価は伸び悩んでおり、一方で、今後ポストコロナでの企業業績の回復が進展してきた場合には、企業価値倍率としては一段の低下が見られる可能性もある。

足もとの米国株式市場は、第3四半期の好調な企業業績が確認されたことを好感した買いが勢いを増しており、株価の最高値更新に繋がっている。

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セクター別 各国比較EV/EBITDA倍率推移チャート :日本・米国・中国

 

セクター別 各国比較EV/EBITDA倍率推移チャート:日本・米国・中国
日本・米国・中国

EV/EBITDA倍率

EV(企業価値)がEBITDA(利払前税引前償却前利益)の何倍かを示す指標

※本分析では、EVを時価総額+有利子負債総額で算出。EBITDAは直近12ヵ月の値。

分析対象銘柄数

<区分> 日本 米国 中国
エナジー・公共事業・通信 20 53 14
素材・資本財 110 93 73
自動車・耐久消費財 34 14 18
消費財・小売 62 51 27
IT・インターネット 27 43 8
医薬・ヘルスケア 28 64 36

 

算出方法

日米中の代表的な株価指数(JPX日経400:S&P500:CSI300)の構成銘柄について、GICS(世界産業分類基準)をもとにKPMGで定義した6セクター「エナジー・公益事業・通信」、「素材・資本財」、「自動車・耐久消費財」、「消費財・小売」、「IT・インターネット」、「医薬・ヘルスケア」に分類し、経年のEV/EBITDA倍率をチャート化しています。

データ出所
Capital IQ、Bloomberg