サウジアラビアにおける電子インボイス制度について

2020年12月7日に配信しました中東ニューズレターを掲載いたします。

2020年12月7日に配信しました中東ニューズレターを掲載いたします。

サウジアラビア税務当局は、2020年9月に電子インボイスに関する新たなルールのドラフトを公表していましたが、ようやく12月4日に、新ルールの最終版を公表しました。

本ルールは公表と同時に有効となり、12ヵ月以内(すなわち2021年12月4日まで)に適用される必要があります。

電子インボイスルールはVAT導入法を補う重要なものであり、全ての納税者に適用され、電子インボイスに関する定義や要求事項、条件などを定めています。例えば、電子的に発行されるTax Invoiceの定義として、インボイスのスキャンしたものやコピーは含まれないといったことが明記されています。

税務当局のトップが電子インボイスルールの条例を制定するために必要な判断を下し、指示する権限を有することとなります。当該ルールに加えて税務当局は、電子インボイス制度を適用するための詳細なガイドラインおよびFAQも公表しました。

インボイスの発行や備え置き、その取り消し、システムなどに関してのさらなる詳細なガイダンスは、本ルール公表から180日以内に公表される予定です。

この電子インボイス制度は納税者の申告をより効率化することを目的としています。税務当局は納税者が税法に則って申告を行うことを助長することを目的とし、国の基準を国際的な基準に合わせることを目的としています。

詳細については以下のKPMGサウジアラビアのニューズレターをご参照ください。

Electronic Invoicing Regulations

 

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