金融庁、「有価証券報告書の作成・提出に際しての留意すべき事項及び有価証券報告書レビューの実施について(令和3年度)」を公表
ポイント解説速報 - 2021年4月8日、金融庁は2021年3月期以降の事業年度に係る有価証券報告書の作成・提出に際しての留意すべき事項及び有価証券報告書に対するレビュー(審査)の実施概要について公表しました。
金融庁は2021年3月期以降の事業年度に係る有価証券報告書の作成・提出に際しての留意すべき事項及び有価証券報告書に対するレビュー(審査)の実施概要について公表しました。
Article Posted date
14 April 2021
ポイント
- 2021年3月期以降の有価証券報告書の作成・提出に際しての留意事項として、以下を挙げている。これらを対象に有価証券報告書レビューの法令改正関係審査を実施する。
・「会計上の見積りの開示に関する会計基準」
・「会計方針の開示、会計上の変更及び誤謬の訂正に関する会計基準」の改正 - 有価証券報告書レビューの重点テーマは以下のとおりである。これらのテーマに着目して審査対象会社が選定される。
・新型コロナウイルス感染症に関する開示
・IFRS第15号「顧客との契約から生じる収益」(※)
(※)主に指定国際会計基準を任意適用する会社が対象 - 前年度の有価証券報告書レビューの審査結果として、法令改正関係審査及び重点テーマ審査に関する指摘事項が示されている。
執筆者
有限責任 あずさ監査法人
会計プラクティス部
マネジャー 山田桂子