新型コロナウイルス感染症:ライフサイエンス業界における展望

新型コロナウイルス感染症の影響によってライフサイエンス業界が直面する課題について、KPMG UKのライフサイエンス部門責任者兼パートナーであるAdrian Griffiths氏は、4つの領域を取り上げて説明しています。

新型コロナウイルス感染症の影響によってライフサイエンス業界が直面する課題について、Adrian Griffiths氏は、4つの領域を取り上げて説明しています。

KPMG UKのライフサイエンス部門責任者兼パートナーであるAdrian Griffiths氏は、ライフサイエンス業界における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による影響について、次のように説明しています。

「今までの経験上、ライフサイエンス業界において、これほどの規模でコラボレーションが発生しているのを見たことがありません。」

複数の組織がワクチンの共同開発や製造施設の共有に取り組むなど、COVID-19はすでに同業界に大きな影響を与えてきました。
以下の動画(英語のみ)では、Adrian Griffiths氏がCOVID-19の感染拡大後のライフサイエンス業界における「ニューリアリティ」の一部となり得るものとして、以下4つの領域を取り上げて説明しています。

  • オンライン診療運営:遠隔医療やオンライン診療への対応、医療従事者とのオンラインコミュニケーションは、すでに急増しています。問題は、これがどれくらい「ニューノーマル」となって定着するかです。
  • 薬剤の国内供給の重点化:各国政府は薬剤の国内製造と供給に一層重点を置いており、製造と供給拠点の見直しを進めています。
  • オンライン創薬:企業はかつてないスピードで開発を進めていますが、この状態をどう維持するのか、また、関連規制にどのような意味を持つのかが大きな問題となっています。
  • エンタープライズ・リスク・マネジメント(ERM): COVID-19により、各社はリスクアプローチを再評価するようになりました。

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