5GがもたらすB2B2X市場の将来予測 Part 3

本レポートのPart1では、エネルギー業・製造業における業界革新について、またPart2では、公共サービス・ヘルスケア・公共交通・自動車業界に焦点を当てた考察を行いました。

前2冊の刊行時と大きく異なるのは、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の影響が想定を超え、人々の生活様式が大きく変化したということです。感染リスクを抑制するため、移動や対面を控えた家中心のライフスタイルやワークスタイルが急速に定着してきています。これを可能としたのは、リモートワークやEC等のデジタル環境であり、オンライン飲み会やオンライン旅行といった、新たなデジタル体験も登場しています。こうしたデジタル化には高速かつ安定した通信環境が不可欠であり、5Gへの期待値はますます高まっていると言えるのではないでしょうか。

また、これまで人手不足の解消や労働環境の改善のために進められてきたロボット等による自動化／遠隔化も、人との接触の回避という新たな目的が加わることで、開発や導入が加速しつつあります。例えば、飲食店における自動配膳ロボットや、小売店におけるテレプレゼンスロボットは、COVID-19を契機に多くの企業が導入しており、これらに関しても、高精細映像の活用や精緻な挙動制御等、5Gによる高度化が見込まれています。

このように、“ニューノーマル”と言われるWith／Afterコロナ社会では、5Gへの期待がこれまで以上に高まっていくことが予想されます。本レポートで紹介してきた各業種の将来像も、より現実味を持って実現に近づいてきているように思われます。最終回となる本号では、前回に引き続き5Gが各業種にもたらすインパクトについて、金融、メディア・放送、小売・流通、ゲーム・スポーツ業界に焦点を当てて紹介します（他業種についてはPart1、Part2をご参照ください）。

1. 1.日本国内の業種別将来展望:金融
   ・Figure 1　国内5Gデバイス・ソリューション市場（金融）
   ・Figure 2　金融業界の将来イメージ
2. 日本国内の業種別将来展望:メディア・放送
   ・Figure 3　国内5Gデバイス・ソリューション市場（メディア・放送）
   ・Figure 4　メディア・放送業界の将来イメージ
3. 日本国内の業種別将来展望:小売・流通
   ・Figure 5　国内5Gデバイス・ソリューション市場（小売・流通）
   ・Figure 6　小売・流通業界の将来イメージ
4. 日本国内の業種別将来展望:ゲーム・スポーツ
   ・Figure 7　国内5Gデバイス・ソリューション市場（ゲーム・スポーツ）
   ・Figure 8　ゲーム・スポーツ業界の将来イメージ

レポート本文は以下のPDFをご覧ください。

• Part1
  業種:エネルギー、製造業
• Part2
  業種:公共サービス、ヘルスケア、公共交通、自動車
• 5GがもたらすB2B2X市場の将来予測（全量版）