マレーシア:GST還付に関するアナウンス

マレーシア関税局(RMCD)が公表した、GST還付手続きに関する主な内容をとりまとめました。

マレーシア関税局(RMCD)が公表した、GST還付手続きに関する主な内容をとりまとめました。

GSTの還付については、還付前に税務調査が行われることが通常ですが、企業のキャッシュフロー負担を軽減するため、“pay first and audit later”のアプローチが採用されます。
主な内容は以下のとおりです。

  • RM100,000未満の還付請求
    RMCDによる確認作業(Desk Review)※1の後、全額が還付されます。]
 
  • RM100,000以上の還付請求
  1. RMCDによるリスク評価プロセス(Risk Rating Process)で低リスクと判断された場合、確認作業(Desk Review)の後、全額が還付されます。
  2. リスク評価プロセスで高リスクと判断された場合、確認作業(Desk Review)の後、2019年1月1日時点の未還付額の90%が還付される。残額はRMCDによる税務調査(Field Audit)の後に還付されます。ただし、その場合であっても10%分について銀行保証を得るか、もしくは役員名での確約証(Undertaking Letter)を提出することで、全額の還付を受けることができます。税務調査で未納額が無いことが確認された後に、銀行保証は解除となります。

 

  • 還付の状況
    RMCDのホームページにあるTaxpayer Access Point(TAP)で確認することができます。


※1  確認作業が行われても、RMCDは2018年9月1日から6年間は税務調査を行うことができます。

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