サイバーセキュリティの主要検討課題 2020

第4次産業革命が進む中、CISOだけでは対応が困難な巧妙化するサイバー攻撃に対し、必要なセキュリティ対策について解説します。

第4次産業革命が進む中、CISOだけでは対応が困難な巧妙化するサイバー攻撃に対し、必要なセキュリティ対策について解説します。

ビジネスの世界は変化を続けており、第4次産業革命も進行中です。そのような中、データは現在、企業の生命線となっています。デジタルエコノミーの潜在能力の活用、新しいカスタマーエクスペリエンス(顧客経験)の創出、サービスの変革、そして効率化とコスト削減の推進に、データは必要不可欠です。
新しいビジネスモデル、新しいテクノロジー、新しいパートナーシップの融合により未来が作られていくのです。

しかし、変化する世界の中には、荒稼ぎを目論むサイバー犯罪者や、違法行為に手を染めている集団もあり、こうした存在によって繰り広げられるサイバー攻撃が、新たな脅威となっています。その中で企業は、競争優位性をどのように守るべきかを改めて検討し、サイバーセキュリティの構築と維持を目的とした新しい仕組みを導入する必要に迫られています。サイバーセキュリティの専門家は、デジタル化が進むビジネスの心臓部(クラウンジュエル)を、サイバー攻撃から守り抜く必要があります。そのためには、サイバー犯罪者の先手を取り、思考と行動の両面でサイバーセキュリティ対策のスピードを高めていくことが不可欠です。

また、これらの課題に積極的な姿勢で果敢に取り組むことのできる協調性をもった人材を企業全体から集める必要があります。CISO(最高情報セキュリティ責任者)単独ですべてを背負うことはできないため、新しいパートナーシップ(組織横断的な対応チーム)が必要となります。テクノロジーは脅威ではなく、機会です。そして今、サイバーセキュリティはビジネスの主要な成功要因として成長の原動力になろうとしています。

本レポートでは、サイバーセキュリティの問題に取り組むための指針として下記の6つの項目を挙げ、それぞれの現状認識を述べるとともに推奨する行動指針を解説します。

サイバーセキュリティの問題に取り組むための指針

  1. 事業戦略との整合性の確保
  2. デジタルトラストと消費者の認証
  3. 進化するセキュリティチーム
  4. 新たな規制の波
  5. クラウド変革とレジリエンス
  6. セキュリティ機能の自動化

 

詳細はPDFファイル(751KB)をご参照ください。

英文レポートはこちらをご参照ください。
All hands on deck: Key cyber security considerations for 2020

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