コモディティ・ローン - IFRICニュース2020年6月
IFRS解釈指針委員会ニュース(2020年6月) - 「コモディティ・ローン」については、2020年6月のIFRS-IC会議において審議されていません。
「コモディティ・ローン」については、2020年6月のIFRS-IC会議において審議されていません。
概要
2017年3月のIFRS-IC会議においてある特定のコモディティー・ローン取引が審議された際、当該照会取引については現行IFRS基準書のもとでの効率的な解決が難しいとしてアジェンダに追加しないことが決定されたものの、コモディティに関する他の取引については特定のIFRS基準が適用される余地があり、また、検討のニーズもあると考えられたことから、IASBへの提言が行われていた。その後、IASB会議において当該論点が議論され、コモディティ・ローン及び関連する取引に関する狭い範囲のプロジェクトを進めるか否かについて、IASBスタッフが当該プロジェクトの実現可能性を検討することとなっていた。
2020年4月のIASB会議では、当該プロジェクトの実現可能性について、IASBスタッフの検討結果が報告された。IASBスタッフは、コモディティを用いた取引としては、IFRS-IC会議で審議されたコモディティー・ローン以外にも様々な種類があり、IASBが狭い範囲のプロジェクトを進めようとしても、当該プロジェクトに含めるべき取引の範囲を現時点では決めることができないと考えられる旨を報告した。
ステータス
審議の状況
IASBは、2020年4月のIASB会議で審議を行い、コモディティ・ローン及び関連する取引についてのプロジェクトをワークプランに加えないことを決定した。また、2020年のアジェンダコンサルテーションにおけるプロジェクトを設定しうる案件のリストに、当該コモディティ・ローン及び関連する取引を追加することを暫定的に決定した。