決済イノベーションをセキュアなものに

顧客が決済プロバイダーに望む、セキュリティを棄損することのない利便性の向上を実現するために、銀行および決済プロバイダーがリスク管理、モデル、ケイパビリティを強化する必要があります。本稿はそのような決済イノベーションに関する論点を整理したものです。

本稿は決済イノベーションに関する論点を整理したものです。

これまでは銀行が決済の王者でした。デビッドカードの時代からデジタル時代にわたり、銀行は決済のエコシステムを支配する実質的な独占事業体と考えられてきましたが、この数年、私たちは新たな決済サービス・プロバイダーの台頭を目にしてきました。PayPalやApple Payのような一部のプロバイダーが、オンラインにおける存在感を基盤に、より大きなプラットフォームを持つ企業との提携を通じて大規模な「商業」ネットワークを形成してきました。その他のプロバイダーも、多くは決済環境における顧客の特定の悩みに対応することで、自社の得意分野を見出しています。
世界中の大手銀行が今や当たり前のようにこれらの決済サービス・プロバイダーと密に協働し、それによって顧客需要の変化に対応するとともに、銀行がバリューチェーンにとどまれるようなソリューションとツールを創出しようとしています。その結果、刺激的な新しいイノベーションとモデルが出現しつつあります。

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