インシュアテック 2019年 10のトレンド

インシュアテック 2019年 10のトレンド

インシュアテックを導入した保険会社の事業変革が急速に進んでおり、デジタルトランスフォーメーションの次の焦点になるでしょう。保険会社は組織全体を設計し直し、デジタル化した形で再定義を行い、組織横断的なプログラムと関連させながら、インシュアテックを推進する必要があります。2019年、インシュアテックで起こる10のトレンドを予測します。

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エグゼクティブサマリー - インシュアテック10のトレンド

本調査報告書ではインシュアテックの進展と導入状況に影響を与える、2019年の10のトレンドを予測しました。


トレンド1:デジタル化か、死か - 保険会社はどのようにビジネスプロセスの変革を取り入れ、変革をもたらす主体となるか

顧客満足度と顧客リテンションは、業務効率よりも重要業績評価指標(KPI)となります。既存の保険会社はビジネスモデルを変革し、縦割型の企業運営から、部門横断型へと企業カルチャーを変革し、焦点を商品から顧客、顧客体験、成果へと移す必要があります。


トレンド2:エコシステムが変わる - それは、考えているよりも早く来る

中国では高度に自動化された保険プラットフォームを構築するなど、大規模なテクノロジーの変革が起きています。成熟した保険市場は、これを直接的な脅威と捉え、競争していくでしょう。成功するのは、新たなプラットフォームから学び、そして新しいテクノロジーに順応し、導入する企業になりそうです。


トレンド3:新しいゲームだ - リセットボタンを押せ

保険金請求処理は、顧客エンゲージメントの重要な要素の1つになります。迅速な支払いは、顧客満足度の向上に直結し、リピーターの拡大につながります。


トレンド4:デジタルリスクの軽減

保険会社の将来の成功の鍵となるのが、健康や医療のエコシステムです。ウェアラブル機器は、ますます保険会社と顧客に取り入れられ、さらにデータは重要性を増していきます。このようなデータセットにアクセスできない保険会社は、リスクの適切な管理や顧客エンゲージメントの向上が図れなくなるでしょう。


トレンド5:デジタル顧客の重視

通常業務は、従来型の遂行モデルから脱却する必要があります。企業カルチャーを変え、サービスを対象市場に合わせることが重要です。インシュアテックは、成熟した欧米市場では難しいモデルでも、新興市場では収益性のあるものに変えられます。


トレンド6:データは新たな石油のようなもの - そして、価格は上昇中

保険会社は、分析によってもたらされる洞察のため、データが成長の源泉となります。データがなければ、ギャップが生まれ、統合やビジネスフローの問題が起こる可能性があり、エンド・ツー・エンドのプロセスとして評価する必要があります。


トレンド7:今のうちに人工知能(AI)と機械学習についてマスターしておく

AIや機械学習は、バリューチェーン全体に適用できる横断的な技術であり、効率性向上の最大の原動力となるでしょう。


トレンド8:自動車保険 - 創造的破壊は始まっているが、行き先は未定

自動車保険の保険対象が、個人から車自体へと変わる大きな転換期にいます。また、自動車保険が分割され、個人が一般賠償責任保険を保有し、自動車が損害保険を保有することになるかもしれません。
保険を顧客とのインタラクションに組み込む形で、自動車メーカーは自社のエコシステムの開発を検討していくでしょう。


トレンド9:最も古いスキルの新たな役割

インシュアテックは、保険数理業務を減らす効果があるかもしれません。しかし、デジタル化が進展するなかで、契約査定員や保険数理の役割は生み出され、膨大なデータをより深く理解できるよう再配置される可能性があります。


トレンド10:デジタルな世界に向けてのスキルアップと再編の緊急性

熱心に仕事に取り組む従業員は良い雰囲気を生み出し、顧客満足度の向上につながります。そういった人材の採用・維持がこれまで以上に重要になります。幸福な従業員によって顧客を幸せにし続けることが事業継続につながっていくでしょう。

結論

急速に発展する市場で、単に生き残るだけではなく、存続し続けられるデジタル企業へと変化するために、保険会社は自らの能力を開発していくでしょう。

データは聖杯である:
より良いデータの集積は、顧客の行動や要求に深い洞察を与え、リスクの軽減にも役立ちます。

ビジネスモデルを変革させる技術:
将来的に保険会社は、金銭的なセーフティネット以上のサービスを提供するようになるでしょう。

経営陣は進んで困難と闘わなければならない:
今後、たくさんのインシュアテックのグリーンフィールド(新規事業)開発が行われますが、経営陣のコミットメントが必要になります。

協働する:
事業統合した実績のあるパートナーを持つことはよいアイデアであり、ビジネスには不可欠です。

組織全体のプログラムとして取りかかる:
インシュアテックは、デジタルトランスフォーメーション全体の存在理由と見なされるでしょう。

英語コンテンツ(原文)

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