2018年グローバルアサインメントの方針および実務に関する調査結果について

多国籍企業における国際人材プログラムの運用実態に関する調査結果を解説します。

多国籍企業における国際人材プログラムの運用実態に関する調査結果を解説します。

飛行機

新たな市場で成長し続けるためには、適切な人材の確保は必要不可欠ですが、最近は現地で新たに優秀な人材を確保するだけでなく、在籍する経験豊富な人材を国際間異動により有効に配置し、更なる成長を図ることが顕著な傾向となっています。

2018年版Global Assignment Policies and Practices survey (GAPPサーベイ)では、貴社における海外赴任者の選定・評価、事前準備、人材・業績管理、海外赴任に伴う報酬体系、アサインメントの管理や外部委託、税金負担に関する方針など、海外赴任プログラムを様々な角度から比較・分析することができます。さらに、出入国管理の実務やグローバルモビリティに関するテクノロジー、データ解析についても着目しており、今年度は、世界中の様々な業界のおよそ250の企業から参加がありました。

ハイライト

  • 自動化への取組み:企業は最優先事項として、海外赴任の派遣計画およびその開始、検討中のパッケージにかかる経費の予測、および給与・手当等の情報の自動収集の機能を有するより強力なプログラム・ソリューションの導入を検討している。
  • データ解析:プログラムの成功と、海外赴任者の勤務状況を評価するための予測的要員分析について関心が高まっている。
  • 人材管理部門:企業は、人材管理と海外赴任との連携を強化することにより、人材の国際間異動に対し、より目的適合したアプローチを取るようになっている。
  • 方針:過半数の回答者が、グローバルモビリティプログラムの活用は、海外事業および人材開発の目的を包括的にサポートするために最も重要な目標であると回答している。
  • アプローチの柔軟性:多くの企業は、基本的かつ選択可能な規程をもつ方針の枠組みを設定したり、事業または海外赴任者の選択肢の範囲を拡大するなど、海外赴任方針に対する柔軟なアプローチを提供している。
  • 海外赴任の今後の在り方:調査回答者は、今後5年間、短期の海外赴任(長期出張、短期海外赴任、能力開発/トレーニング海外赴任)を活用すると予想している。

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