RPAにこそ必要な管理体制の構築とは

RPAにこそ必要な管理体制の構築とは

「同僚はデジタルレイバー」第16回 - 企業のデジタルレイバーの活用に合わせて必要となる、管理体制構築のポイントについて解説する。

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企業内でのデジタルレイバーの活用に合わせて、管理体制の構築が必要となる。デジタルレイバーは短期間で業務の自動化を実現することが可能であり、なかには数時間で自動化できるケースもある。数体のデジタルレイバーでは問題にならないが、数十~数百体のデジタルレイバーの活躍を企業はどのように管理運用すべきか、導入初期段階より検討、準備していくことが重要である。

管理体制の構築には3つのポイントがある。利用者部門と管理者部門の間で、企業ポリシーを加味しつつ各機能の配置を決定する必要がある。
ポイントの1つめは、デジタルレイバーの構築・導入ナレッジを蓄積し、高品質なデジタルレイバーを構築するための「構築導入機能」の集約である。2つめは、デジタルレイバーの管理・運用ナレッジを蓄積し企業内の展開に均一な運用基準を維持するための「運用管理機能」の集約である。そして3つめが、デジタルレイバーの業務適用基準等のナレッジを蓄積し、業務自動化を効率よく進めるための「推進・高度化機能」の集約である。

定型業務を自動化するRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の管理体制には「分散型」と「集約型」の2つがある。分散型は企業内での展開スピードを重要視した場合に適しており、利用者部門側での迅速な意思決定により業務展開を早めることが可能である。一方で、デジタルレイバーの構築や導入、管理運用のナレッジが利用者部門ごとに分散し、全社横断活用は難しくなる。これに対し、集約型は統制面を重要視しており、管理体制に必要なすべての機能を中心組織に配置している。コンプライアンス、セキュリティー等の統制および品質面を標準化しながら展開ができる。
分散型も集約型も欧米ではそれぞれ多く見られる。国内では一定の統制を保ちつつスピード感も失いたくないという意向から、双方を組み合わせた「ハイブリッド型」で進めるケースが多い。

管理体制モデル
管理体制モデル

日経産業新聞 2017年4月21日掲載(一部加筆・修正しています)。この記事の掲載については、日本経済新聞社の許諾を得ています。無断での複写・転載は禁じます。

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