close
Share with your friends

仮想通貨取引における税金計算ツールの登場

仮想通貨取引における税金計算ツールの登場

仮想通貨取引が税金に及ぼす潜在的な影響(キャピタルゲイン課税等)は、情報源が少ないために理解が難しいという課題があります。一方で、最新のテクノロジーを活用することで、税金への影響を容易に理解することができるツールの提供が始まっています。

関連するコンテンツ

仮想通貨取引における税務上の課題

仮想通貨の領域においては、すでにマーケットが形成されているにもかかわらず、基本的なインフラがまだまだ完全に整備されているという状態にはありません。その一つが税務面での支援サービスです。

オーストラリアにおいては、数百数千に及ぶ企業及び個人が仮想通貨資産を取引しているものと推定されます。しかし、この複雑で急速に成長する分野において、その取引が税金に及ぼす潜在的な影響(キャピタルゲイン課税等)を容易に理解できるような指針となる情報源はほとんどありません。

仮想通貨取引の税金計算ツール

KPMGは、新しく登場するトークンエコノミーの参加者が納付すべき税金を容易に理解できるような扱いやすいツールを提供したいと考え、オーストラリア国税庁(ATO)が仮想通貨取引の税務的な要件を示したことを受けて、オーストラリア最大の仮想通貨取引所であるIndependent Reserveとともに仮想通貨のトレーダーが納付すべき税金をよりよく理解できる新しいツールの提供を開始しました。

この仮想通貨取引の税金計算ツールは、Independent Reserveのユーザーインターフェースに直接接続するデジタル・ツールで、トレーダーがボタンをクリックするだけで、ポートフォリオのすべてについて納付すべき税額を見積ることができます。

当該テクノロジーは、KPMGハッカソンにおける当初の構想として、KPMGの税務部門からのテクノロジー、税務、リスク及びコンプライアンスの専門家とブロックチェーンの専門家の協力に基づいて開発されました。当ツールは、Independent Reserveで取引されるすべての仮想通貨(ビットコイン、ビットコインキャッシュ、イーサリアム、ライトコイン、リップル(XRP)等)を網羅しています。

このツールは、取引所における利用者の売買取引に基づき、Independent Reserveがその利用者の税金への潜在的な影響額の見積りをリアルタイムで表示できるアプリケーションプログラミングインターフェース(API)として提供されます。

このAPIについて、Independent ReserveのCEOであるAdrian Przelozny氏は、次のようにコメントしています。
「仮想通貨取引の税金計算ツールを提供することにより、仮想通貨取引における税金への影響を示す指針は大きく進歩します。オーストラリア国税庁(ATO)は、仮想通貨資産の取得または処分に関与するいかなる当事者も税金への影響について理解する必要があることを明らかにしています。このツールによって初めて顧客にこのような情報を簡単に示すことができます。」 

他にも利用できるウェブサイトやツールは存在しますが、これは仮想通貨取引所と直接接続しており、かつ世界的なプロフェッショナル・サービス・ファームが支援する初めてのAPIです。
 

Independent Reserveは、オーストラリア金融取引報告・分析センター(AUSTRAC)の規制を受ける初めての取引所として、この税金計算ツールを利用者に提供する最初の取引所となります。また、利用者のリスクについての理解と、リスク管理に役立つ重要なインフラの一部として、現在はIndependent Reserveで取引する利用者のみが利用することができます。

仮想通貨の市場は世界中で急速に成長しており、仮想通貨のトレーダーも政府も、この急成長する分野に対応するよう税制とツールを進化させることが重要と考えます。

KPMGは今後も、このテクノロジーの大きな可能性に注目し、オーストラリアだけでなく他の国及び地域のトレーダーを支援していきます。

 

お問合せ

 

ご依頼・ご相談

 

loading image RFP(提案書依頼)