クラウド型コラボレーションツールの導入・運用に関するセキュリティ・費用試算

クラウド型コラボレーションツールの導入は、セキュリティポリシーを見直すことで、セキュリティレベルを落とさず約50%のコスト削減が可能なことが判明しました。

クラウド型コラボレーションツールの導入は、セキュリティポリシーを見直すことで、セキュリティレベルを落とさず約50%のコスト削減が可能なことが判明しました。

近年、Office 365やG Suiteといったクラウド型コラボレーションツールの導入を進める企業が増加しています。その一方で、導入にあたっては、増加する通信量に対応するためのコスト増や、クラウド環境利用によるセキュリティリスクを懸念する企業も見られます。

KPMGがクラウド型コラボレーションツール導入における導入・維持コスト、及び、セキュリティレベルを試算したところ、適切なセキュリティポリシーを策定することにより、セキュリティレベルを維持したまま、導入・維持コストを50%削減できることが判明しました。クラウド型コラボレーションツールの導入にあたっては、既存のセキュリティポリシーを見直し、クラウド特性に合ったセキュリティ機能を最大限活用することをお勧めします。

クラウド型コラボレーションツール導入の効果と課題

少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少により、長時間労働の是正、女性・高齢者の活躍推進といった働き方改革が企業に求められています。働き方改革を実現する手段の一つとして、自由なコミュニケーション、手軽な情報共有を推し進めることができるOffice 365やG Suiteといった「クラウド型コラボレーションツール」が注目を集めています。

しかし、クラウド型コラボレーションツールを導入すると、テレビ会議の利用などにより、データ通信量が増加することが一般的です。クラウド型コラボレーションツールには、各種セキュリティ機能を有しており、これらの機能を有効活用することで、セキュリティレベルを維持したまま導入コストを抑えられる可能性があります。

クラウド型コラボレーションツール導入の効果試算

クラウド型コラボレーションツールのセキュリティ機能を有効活用することで、どの程度の効果が得られるのか、Office 365の導入を前提として、以下の2つのモデルについて、セキュリティのレベルと導入・維持のコストを算出して比較しました。

  • 既存のセキュリティポリシーのままネットワーク・機器を増強したモデル
  • セキュリティポリシーを見直しツールのセキュリティ機能を有効活用したモデル

比較の結果、以下のことが判明しました。

  • セキュリティレベルの比較
    「KPMGサイバーセキュリティ対策態勢アセスメントフレームワーク」に基づき、両モデルのセキュリティレベルを比較したところ、Office 365のセキュリティ機能を最大限に活用することで、同等のセキュリティレベルを維持できることが判明しました。
  • 導入・維持コストの比較
    セキュリティポリシーを見直し、ウィルスチェックやスパムチェック等のメールセキュリティ対策等のOffice 365が持つセキュリティ機能を有効活用した対策に切り替えた場合、約50%のコスト削減が可能であることが判明しました。

KPMGによるクラウド型コラボレーションツール導入支援

試算結果が示す通り、導入の仕方によってコストは大きく変わります。KPMGでは、セキュリティポリシーおよびネットワーク・セキュリティにかかる豊富なナレッジ、多数の支援実績に基づき、セキュリティレベルを高く維持した上での、コスト効果の高いクラウド型コラボレーションツールの導入を支援します。導入支援内容は以下の通りです。

  • Step1 クイックアセスメント
    既存環境を整理し、クラウド型コラボレーションツール導入の可否・コスト削減効果を分析します。
  • Step2 あるべき姿のデザイン
    セキュリティ・コストの観点より、クライアントに最適なあるべき姿をデザインします。
  • Step3 ロードマップ策定
    中長期的な目標と、短期的な目標を達成するための具体的な計画を策定します。
  • Step4 導入支援
    プロジェクトを円滑かつ確実に実行するための支援を実施します。

 

※詳細は下記PDFをダウンロードの上、ご覧ください。

※本文中に記載されている会社名・製品名は各社の登録商標または商標です。

お問合せ