「有形固定資産:意図した使用の前の収入(IAS第16号の改訂)」 - IFRICニュース2020年4月

IFRS解釈指針委員会ニュース(2020年4月) - 「有形固定資産:意図した使用の前の収入(IAS第16号の改訂)」については、2020年5月最終基準が公表されました。

有形固定資産:意図した使用の前の収入(IAS第16号の改訂)」については、2020年5月最終基準が公表されました。

関連IFRS

IAS第16号「有形固定資産」

概要

本改訂の主な変更ポイントは以下の通りである。

  • 資産が正常に機能するかどうかの試運転コストを有形固定資産の取得原価に含める際に、資産を意図した方法で稼働可能な状態にする間に生産した物品(試運転時に製造した見本品等)の販売による収入を、当該有形固定資産の取得原価から控除することを禁止する。
  • 有形固定資産を意図した方法で稼働可能な状態にする間に生産した物品の販売による収入は、関連する適切な基準書に従って純損益に認識する。物品生産に係るコストに関しては、IAS第2号「棚卸資産」の測定基準を適用する。
  • 有形固定資産を意図した方法で稼働可能な状態にする間に生産した物品の販売による収入、及び物品生産に係るコストに関して金額を開示し、それが包括利益計算書のどの項目に含まれているかを明らかにする。

本改訂は、2022年1月1日以後に開始する事業年度から適用される。早期適用は認められる。

ステータス

最終基準書公表予定時期

公表済

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