Real-time IFRS 9: IFRS 9 bank disclosures #1

銀行業のIFRS第9号の適用状況についての最新動向をお伝えするものです。 - IFRS第9号の適用初期の実像 -

銀行業のIFRS第9号の適用状況についての最新動向をお伝えするものです。 - IFRS第9号の適用初期の実像 -

銀行業のIFRS第9号に関する開示

IFRS第9号の適用初期の実像

決算報告の時期が近づくにつれ、KPMGは、銀行業のIFRS第9号の適用がどのような影響を及ぼしているかを把握しつつあります。ここ数年、IFRS第9号は銀行業と規制当局にとっての優先課題であり、あらゆる関係者がその影響がどのようなものになるかを知るべく関心を寄せています。KPMGもその分析に強い関心を寄せており、ここ数週間にわたり欧州の大手25行が公表した情報を調査してきました。それにより、以下のような興味深い特徴が明らかになりました。

定量的開示

2017年度の第4四半期報告書(及び一部は2017年度の年次報告書)からの情報を収集し調査した結果、3行以外のすべての銀行が、2018年1月1日現在のIFRS第9号の影響の絶対額(大半は自己資本への影響を記載)及び普通株式等Tier 1資本への影響を開示していました。

定性的開示

2行がすでに詳細な情報を提供していました。KPMGが抽出した銀行のうち、1行はすでに2017年度の年次報告書を公表しており、IFRS第9号の分類及び測定、並びに減損規定をどのように適用しているかを詳細に説明していました。例えば、その銀行は、特定の公正価値による期限前償還オプションによって、貸出金がどのようにして純損益を通じて公正価値で測定する区分に分類されたかを説明していました。

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