GRCの実践~GRCによる統合的なシステムリスク管理~

グローバリゼーションの加速、経営統合や業務提携の積極展開、人材の流動化、ビジネスにおけるIT依存度の益々の高まり、アウトソーシングやクラウドサービスの普及、FinTechに代表されるような先進的なサービスの登場、法規制の改正等によって、企業を取り巻くリスクは多様化、複雑化の一途を辿っている。

グローバリゼーションの加速、経営統合や業務提携の積極展開、人材の流動化、ビジネスにおけるIT依存度の益々の高まり、アウトソーシングやクラウドサービスの普及、FinTechに ...

このようなリスク環境の変化に合わせて、企業ではさまざまなリスク管理活動の構築・強化を進めているが、その負担も年々増え続けている。
そこで注目されるのが、企業活動にかかるガバナンス、リスク、コンプライアンス対応を統合する概念であるGRCと、その実現をテクノロジーによってサポートするGRCツールである。
本稿ではGRCを適用した具体例として、システムリスク管理を題材として取り上げ、企業が目指すべき統合的なリスク管理の姿や、GRCの適用時の注意点について解説する。

内容

  1. システムリスクの増大・複雑化
  2. GRCとGRCツール
  3. GRCを適用したシステムリスク管理
  4. GRC適用時の注意点

執筆者

KPMGコンサルティング株式会社
シニアマネジャー 関 憲太

リスクマネジメント解説

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