IFRS - Insurance Newsletter - Issue 57 - 保険契約プロジェクトの総仕上げ

IFRS - 保険ニューズレター Issue 57では、IASBが保険契約プロジェクトについて2017年2月に実施した会議の結果を取り上げています。

IFRS - 保険ニューズレター Issue 57では、IASBが保険契約プロジェクトについて2017年2月に実施した会議の結果を取り上げています。

2017年2月、IASBは、外部検証で寄せられたフィードバックから派生した論点に対処し、新たな保険契約に関する基準書のドラフト(IFRS第17号草案)の作成を行いました。

集約のレベルに関する免除規定

IASBは、法令または規制によって契約の保険料率または契約の給付の水準の設定が具体的に制限されている場合には、集約のレベルに関する規定の適用を免除することで合意しました。

見積りの変更の認識

財務リスク以外のリスクから生じる将来キャッシュフローの現在価値の見積りの変更(実績調整に直接起因する変更を含む)は、契約上のサービス・マージン(CSM)で調整されます。さらに、実績調整の定義には、投資要素は含まれないこととなります。

CSMの解放

IASBは、各事業年度の当期純利益に認識するCSMの金額は、CSMに対して他のすべての調整を行った後のCSMを配分することによって算定するという従前の提案を確認しました。

残りの論点

IASBは、IASB及び外部レビューワーによるIFRS第17号草案の見直しから生じた様々な意見にも対処しました。

次のステップ

IASBスタッフは、ドラフト作成プロセスを継続中であり、2017年5月にIFRS第17号を公表することを見込んでいます。

PDFの内容

  1. 集約のレベルに関する免除規定
  2. 見積りの変更の認識
  3. CSMの解放
  4. 残りの論点
  5. 別表:IASBの再審議の要約
  6. マイルストーンと今後のスケジュール

英語コンテンツ(原文)

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