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第20回 Room for improvement~要約 KPMGビジネスレポーティング・サーベイ第2版

第20回 Room for improvement~要約 KPMGビジネスレポーティング・サーベイ第2版

未来を拓くコーポレートコミュニケーション - KPMG Internationalでは、世界の企業報告(ビジネスレポーティング)を調査していますが、今回で2回目となります。今回の調査は、2015年夏に発行されているアニュアルレポートのなかで、世界の優良上場企業270社について分析し、企業情報の報告内容における要改善点をまとめたものです。

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その結果、業績に関する情報が冗長である、事業戦略やビジネスモデルに関する記載不足、戦略に沿ったKPIが必ずしも提供されていない、重要なリスクの分析がなされていない等の問題点が明らかになりました。企業の健全性、中・長期的な成長性・収益性や持続可能性を知りたいと思っている投資家に対して、企業が明瞭・簡潔な形で、必要な情報を十分提供する領域には、まだ到達できていない実態が浮き彫りになりました。投資家に、より長期的な視点で企業を評価してもらうためには、企業自身も将来の業績評価や成長性を投資家が判断しやすくなるような情報提供が不可欠であります。

本原稿は、「Room for improvement KPMGビジネスレポーティング・サーベイ第2版」を要約したものです。

なお、本稿は要約の過程において、オリジナルの原稿と記載の順番が入れ替わっている箇所や筆者の仮訳や私見も含んでいることを申し添えます。

ポイント

  • KPMGビジネスレポーティング・サーベイ第2版の分析の結果に基づく、より良い企業報告のための6つの提案は、以下のとおり。

1)戦略に関する情報等、投資家の求める情報を提供する

2)明瞭で事業に関連した報告書を作成する

3)長期的視点を表す経営KPIを提供する

4)戦略に沿ったより実務的なKPIを提供する

5)戦略に関するより深い分析を提供する

6)将来の重要事項に関するリスク分析に焦点を当てる

内容

  1. Room for improvement分析手法について
  2. 調査結果について
    1. アニュアルレポートの長さの観点から
    2. 業績の記載の観点から
    3. 事業戦略の記載の観点から
    4. 事業リスクの記載の観点から
  3. まとめ

執筆者

KPMGジャパン
統合報告アドバイザリーグループ
パートナー 高橋 範江

未来を拓くコーポレートコミュニケーション