金融庁、「国際会計基準(IFRS)に基づく連結財務諸表の開示例の公表について」を公表

IFRSニュースフラッシュ - 平成28年3月31日、金融庁より「国際会計基準(IFRS)に基づく連結財務諸表の開示例の公表について」が公表されました。

平成28年3月31日、金融庁より「国際会計基準(IFRS)に基づく連結財務諸表の開示例の公表について」が公表されました。

本開示例の主なポイントは以下のとおりです。

  • 最新のIFRSに対応
    これまでの開示例は、IFRS任意適用開始時点(平成22年3月期)の基準に基づくものでしたが、本開示例は、その後のIFRS第9号(金融商品)の改訂など、平成28年3月期までのIFRSの改訂を反映しています。
  • IFRSの規定に基づく説明の充実
    これまでの開示例は、表形式による開示例と、その根拠となるIFRSの規定を記載していましたが、本開示例は、企業がIFRSに基づく開示を検討する際の理解が深まるよう、表形式による開示例と根拠となるIFRSの規定とを結びつける説明を充実させています。

本開示例は、IFRSにおいて明示的に開示を求められていないものは義務的な開示であるとの誤解をさけるため含めないこととするとともに、IFRS任意適用企業の実際の開示を参考に多くの企業において必要になると考えられる項目に絞り込むことで、企業の開示負担にも配慮したものとされています。

金融庁においては、今後も継続的に開示例について検討していくこととしており、開示例についての意見を平成28年9月30日(金)まで受け付けています。

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