競争環境下におけるシナジー効果の経済学

競争環境下におけるシナジー効果の経済学

グローバル化が進むなか競争はますます激化しています。M&Aにおいて競争力を持つ(すなわち入札に勝つ)ためには、シナジー効果を前提とした企業価値評価が必須です。高い買い物をしないためにも、そしてシナジー効果の算出手続き自体を組織変革のツールとして活用するためにも、一連のM&Aプロセスを通じて仮説検証を繰り返し、経験値を蓄えていくことが有効です。

井口 耕一

KPMG FAS 執行役員パートナー 自動車セクターリーダー/KPMGジャパン グローバルストラテジーグループ統括/KPMGモビリティ研究所コアメンバー

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ポイント

  • シナジー分析は、企業価値算出の重要なインプットとなるだけでなく将来のアクションプランを策定するという意味でプレディールにおける事業計画策定の要所となる。
  • 同時に、シナジー効果創出(想定)能力は交渉時における競争力の源泉となるため、特に入札案件においてはM&Aの成否を左右する重要な才幹となりえる。
  • M&Aが「成長」から「生き残り」のための手段に移行しつつあるなか、売り手に対する交渉を他社より有利に進めるためには、不確実要素を最小化しつつ、効果を最大化するシナジーの分析と、それを実行できる人材の育成が急務と言える。

内容

  1. M&Aにおけるシナジー分析の意味合い
  2. プレディールにおける計画策定の要諦

執筆者

株式会社 KPMG FAS
ストラテジーグループ
パートナー 井口 耕一

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