監査を取り巻く最近の動き

2013年に続き、監査基準が2014年2月に改訂されました。金融商品取引法や会社法に基づく法定監査には影響がないため、2013年の監査における不正リスク対応基準の制定ほどのインパクトはないものの、2014年の改訂は、独立監査人による監査の役割を監査の原点に立ち戻って考えさせる側面があります。

昨年(2013 年)に引き続き、監査基準が2014 年2 月に改訂されました。

監査を巡っては、我が国だけでなく、米国や欧州でも様々な検討が現在行われています。本稿では、国際監査基準(ISA)を策定している国際会計士連盟の国際監査・保証基準審議会(IAASB)における最近の検討内容についても概観します。

内容

  1. 2014 年2月の監査基準の改訂
  2. 監査役等と監査人との連携
  3. 海外の監査を巡る動向
  4. おわりに

執筆者

有限責任 あずさ監査法人
パートナー 住田 清芽

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