日本企業の海外事業管理を支えるリスク管理・経営管理の向上の取組み 第2回

多くの日系企業の海外事業におけるリスク管理の取組みは、従来、海外子会社単独の自助努力に大きく依存するものでした。

多くの日系企業の海外事業におけるリスク管理の取組みは、従来、海外子会社単独の自助努力に大きく依存するものでした。

その実現のためには、これまで多くの日本企業の本社が持っていた「海外のことは日本ではわからない」という発想を捨て、場合によっては孤軍奮闘している現地子会社の経営管理/リスク管理を後方支援するという意識を強く持つことが重要です。そのために海外拠点のリスク情報の的確な収集や、収集した情報に基づく現地への助言・監督という活動が求められます。
このような背景を踏まえ、本稿では、より中長期的な視点に立って、実際にグループ全体での海外リスク管理の取組みを進めるにあたっての重要な2つの着眼点、すなわち「海外進出時のリスク管理」と「グローバルサプライチェーンのリスク管理」について解説します。

内容

  1. 海外進出時のリスク管理
  2. グローバルサプライチェーンのリスク管理

執筆者

KPMGビジネスアドバイザリー株式会社
ディレクター 足立 桂輔
シニアマネジャー 津田 圭司
シニアマネジャー 森本 正一

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