脱炭素やデジタル化の大波によりビジネスの前提が急速に変化し続ける中、時代に即して柔軟にビジネスを変革させるというレジリエンス経営の重要性が、これまでにも増して高まっています。

総合商社はこれまで、時代の変化に応じてビジネスのポートフォリオを変化・順応させていくという「アメーバ経営」により事業を拡大し継続させてきました。直近での大きな変化は、1990年代から2000年前後の事業投資の強化、2016年の資源価格下落をきっかけにした非資源領域への積極的なリソース投下、などが挙げられると考えています。

近年、ESG経営や脱炭素対応を踏まえた持続的成長が経営の主要課題となり、 PBR1倍割れに対するマーケットの評価からの脱却、さらにはミャンマーにおいて国軍と日本商社のつながりに対して人権団体からの批判を受けるなどの政治情勢から派生する地政学的リスクなどの側面もあり、総合商社における第三の変革期が到来しているものと認識しています。

KPMGコンサルティングでは、日本経済においても大きな影響を持つ商社業界、商社各社に深く関わる特化したサービス提供を目指して、商社セクターを組織しています。

当セクターでは、これまで培ってきたマネジメントコンサルティングとリスクコンサルティングの知見や経験を活かすとともに、KPMGコンサルティングのみならず、監査や税務、戦略やディールアドバイザリーの商社チームと密接に連携し、KPMGジャパンおよびグローバルのネットワークを駆使して、クライアント各社の状況と特徴に寄り添い、多角的な課題解決を使命として活動しています。

KPMGコンサルティングの知見・取組み

国内市場のみならずグローバルレベルにわたる業界への取組みや知見を紹介します(随時更新)。

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