理事長メッセージ

有限責任 あずさ監査法人 理事長 森 俊哉より、みなさまへのメッセージです。

有限責任 あずさ監査法人 理事長 森 俊哉より、みなさまへのメッセージです。

あずさ監査法人 理事長 森 俊哉

明けましておめでとうございます。
2022年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 

2021年は、新型コロナウイルス感染症の影響が、生活様式や社会環境、企業を取り巻く経済環境を劇的に変化させた一年でした。私たちの業界においても、監査上の主要な検討事項(KAM)の監査報告書への記載や、新たに収益認識に関する会計基準の原則適用など、大きな節目となりました。

 

あずさ監査法人の存在意義(パーパス)は「社会に信頼を、変革に力を」です。財務情報の信頼性を確保する自らの責任を果たし、信頼に応えると同時に、企業や社会が課題解決のために進める変革を、私たちのインサイトの提供を通じて支えていきたいと考えています。2022年も「信頼」をすべての根幹に位置付け、高い倫理観の醸成と高品質な業務の遂行を最優先とし、「監査品質の追求」「デジタル化のさらなる進展」「非財務情報に係る開示の拡充への対応」に力点を置いて取り組んでまいります。

 

「監査品質の追求」
重要な不正や誤謬を看過しない高品質な監査には、ビジネス環境の変化がもたらすリスクへの適時適切な対応が必要です。また、不正の早期探知やガバナンスへの貢献に対する期待の高まりにも、応えていく必要があります。産業・業種ごとの特性を深く理解し、職業的懐疑心に基づく効果的な監査手続の実施につなげるために、セクター別の専門情報や知見の集約と活用をさらに進めるとともに、グローバル、デジタルなど会計以外に必要となるスキルの向上にも注力してまいります。監査品質を支えるプロフェッショナル一人ひとりの成長に加え、監査品質の継続的な改善に向けた組織的な取組みとして、今後適用される国際品質マネジメント基準(ISQM)に沿った品質管理システムの整備を進め、企業・社会から期待される高品質な監査を推進してまいります。

 

「デジタル化のさらなる進展」
今後、経理のDXが従来よりも加速することと思われます。私たちも、3C(Comprehensive(網羅的)、Centralized(一元的)、Continuous(リアルタイム))監査を目指し、高度化・効率化・見える化をあらゆる方面から推進します。広範囲・大量・リアルタイムなデータを使った監査手続により、適時の監査手続完了に加え、異常点やリスクポイントの早期検知が可能になります。今後もプロフェッショナルのデジタルスキルの向上プログラムを継続するとともに、日々進化するテクノロジーを活用した各種監査ツールの機能強化・開発を進め、定型的な業務の効率化やデジタル監査の対象領域の拡大を実現し、データ分析結果に基づくコミュニケーションを通じて、クライアントのデータ・ドリブンな変革を支援してまいります。

 

「非財務情報に係る開示の拡充への対応」
世界的な気候変動やESGへの取組みが促進されるなか、非財務情報への注目がますます高まっており、非財務情報の開示の拡充とともに、その質が問われる時代が近づいています。また、財務情報の監査においても、企業のサステナビリティ課題への対応の影響を考慮するなど、私たちも十分な知見を備える必要があります。環境データ等に対する豊富な保証業務提供実績を有するグループ会社のKPMGあずさサステナビリティのノウハウを、あずさ監査法人のプロフェッショナル全員に展開するための研修を実施し、対応力の強化を進めます。得意分野の異なる多様なプロフェッショナルの連携を通じて、必要とされる専門的知識の広がりに対応し、より質の高い情報や業務を提供してまいります。

 

あずさ監査法人は、多様な価値観を私たち自身に取り込み、社会、企業のニーズの変化に合わせて提供する業務を常に変革し続けることで、監査法人としての存在意義を追求し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

 

有限責任 あずさ監査法人 理事長
KPMGジャパン チェアマン
森 俊哉