みなさま、このたび新しくKPMG中国GJP中国総代表となりました林田弘徳です。もともとは日本の公認会計士で、中国は今年で10年目。KPMGあずさ監査法人でパートナーをしておりましたが、2019年にKPMG中国に所属を変更し、中国に腰を据えて取り組むことに致しました。どうぞよろしくお願い致します。

2022年も残すところあと1か月となりました。足元は中国内の感染が急拡大していますが、世界はアフターコロナに向かっており、2023年はグローバル経済の交流が活発になることを期待しています。今月号では、KPMGによる2023年のマクロ経済トレンドをご紹介します。また、世界中のCEOに対して今後の経済の見通しや自社の成長予想についてアンケートした調査レポートをご紹介します。多くの経営者が今後短期的には景気の低迷が続くことを予想していますが、中長期的には経済成長が続くと考えているようです。特に中国経済の見通しについては引き続き楽観的な見方が多いという結果になりました。現状英語と中国語のみですが、日本語版も今後作成予定です。また、日系企業の不正に関する調査報告も大変興味深い内容になっています。上場企業の4社に1社が過去3年以内に不正事案を経験しています。不正の主な発生場所は本社ではなく、国内外の子会社とのこと。また、コロナによる働き方の変化に伴い不正のリスクが増大していると考えている企業が大半で、行動規範等の整備やグループガバナンスの高度化に高い関心が寄せられています。また近年話題になることも多い品質不正についても、調査報告に含めております。

中国内でも景気刺激策として様々な新しい税法の改正などが期待されています。今後もタイムリーな情報提供を続けてまいりたいと存じます。年末および春節に向けて忙しい時期が続くものと思いますが、我々GJPも皆様とともに”Together, For Better”で頑張ってまいります!

 

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