中国でもオミクロン株の流行が勢いを増してきています。特に上海では、3月中旬以降、感染者の増加に伴い重点地域ごとの管理が強まり、多くの居住区が封鎖される状況が続いていましたが、ついに3月28日から浦東地域、4月1日からは浦西地域がそれぞれ5日間のロックダウン措置が取られることになりましたが、4月6日現在まだ継続しており、家から出られない状態が続いています。上海の確定診断と無症状を合わせた感染者数は4月5日時点で約8万人まで増えています。PCR検査が連日各地で実施され、病床もひっ迫し、陽性者や濃厚接触者の隔離施設として体育館や国際展示場などが活用され、多くの市民が医療や地域ボランティアとして参加し、近郊の江蘇省、浙江省をはじめ中国各地から応援医療団が駆け付けたりと各現場で懸命な取り組みがなされています。私たちの業務も大半が在宅勤務に移行して4週間目になりますが、一方で日本の3月決算にあわせたグループレポーティング監査では、弊社の監査部門は臨機応変にこの危機的状況に対応中です。人の移動を制限し感染拡大を食い止める今回の措置により正常な日常が戻ることを願っています。